Versantスコア完全ガイド

結果の意味と、スコアを伸ばすための考え方

Versant Speaking & Listening Test のスコアは、あなたの英語力を正確に反映する「現在地」です。

このページでは、

  • • Versantスコアは何を測っているのか
  • • 数字(10–90点)は何を意味するのか
  • • CEFR(A2 / B1 / B2…)とどう対応しているのか
  • • 仕事・進学ではどのスコアが目安になるのか
  • • スコアを効率よく伸ばすには何をすべきか

を、日本人学習者向けにシンプルかつ実践的に解説します。

監修:Grant Prentice
Kōjō Communication Academy 創設者
Versantテスト対策・ビジネス英語指導歴20年以上

1. Versantテストは何を測っているのか?

Versant Speaking & Listening Test(2024年版)は、実際の英語コミュニケーション能力を測るテストです。

これは:

  • ❌ 文法テストではありません
  • ❌ 単語暗記テストではありません
  • ❌ 学術試験ではありません

👉 「聞いて理解し、自然に話せるか」を評価します。

テスト概要

約20分

所要時間

40問

設問数

6パート

構成(A〜F)

パート内容評価ポイント
AShort Answer聞き取り+即答の明確さ
BSentence Repetitionリスニング精度・発音・リズム
CConversation短い会話理解
DPassage Questions内容理解・記憶
EStory Retelling要約力・構成
FOpen Response意見表現・流暢さ

🎧 音声には、米・英・印・豪など複数のアクセントが含まれます。

評価されるのは 「ネイティブらしさ」ではなく「通じやすさ」です。

Kōjō Tip
👉 目指すのは native-like ではなく clear & natural。

2. Versantスコアはどうやって計算される?

Versantスコアは 10〜90点(GSE:Global Scale of English) で表示されます。

評価の内訳

評価項目割合
リスニング50%
スピーキング50%

スピーキング評価の2軸

① Content(内容)
  • • 正確さ
  • • 適切さ
  • • 構成
  • • 語彙
② Manner of Speaking(話し方)
  • • 発音
  • • 流暢さ
  • • リズム
  • • 明瞭さ

👉 「内容は良いが話し方が不明瞭」

👉 「発音は良いが構成が弱い」

どちらも スコアに反映されます。

Kōjō Tip
👉「何を言ったか」50% +「どう言ったか」50%

3. Versant・GSE・CEFRの対応関係

Versantスコアは CEFR(国際基準) に完全対応しています。

Versant / GSECEFR実際にできること
10–29A1挨拶・超基本表現
30–42A2日常対応が可能
43–58B1簡単な業務会話・説明
59–75B2会議参加・意見表明
76–90C1–C2高度な議論・調整

📌 CEFRは「完璧さ」ではなく

👉 「実際に何ができるか」を示します。

Kōjō Tip
B1(43前後):国際業務の入口
B2(60前後):実務対応が安定するライン

4. スコア帯ごとの実際のイメージ

A2(30–42)

  • • 慣れた話題なら対応可能
  • • 間・言い直し・単純化が多い
  • • 聞き手の努力が必要な場面あり

B1(43–58)

  • • 基本的な業務会話が可能
  • • 説明はできるが余裕は少なめ
  • • 速さ・複雑さで苦労しやすい

B2(59–75)

  • • 会議・意見・問題解決が可能
  • • 話し方が安定
  • • 聞き手の負担がほぼない

C1–C2(76+)

  • • 複雑な意見を自然に表現
  • • トーン・説得・調整が自在

5. スコアはどう伸びていく?(45→55→65)

Versantスコアは 直線的には伸びません。

変化何が変わる?
45 → 55通じる → 楽に通じる
55 → 65楽 → 自信
65+自然・柔軟

高いレベルほど重要なのは:

  • • 構成力
  • • リズム
  • • 語彙の精度
  • • ストレス・イントネーション

👉 短時間×高品質の発話練習が最短ルートです。

6. 仕事・進学でのスコア目安

BPO / コールセンター

B1後半〜B2が基準

グローバル案件はB2以上が一般的

社内昇進・海外案件

B2(60+)推奨

大学・専門学校

多くが B2以上 を要求

👉 Versantは「英語知識」ではなく
「コミュニケーション準備度」の証明として使われています。

7. スコアアップのために重要なこと

効果的なのは「量」ではなく「質」。

重点ポイント:

  • • リスニング精度 → 発話スピード
  • • Part E / F(要約・意見)対策
  • • 発音はアクセントより明瞭さ
  • • テスト形式への慣れ

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8. 最後に

Versantスコアは「評価」ではありません。

あなたの現在地を示す地図です。

数字の意味を理解すれば、

  • • 何を伸ばすべきか
  • • どこに時間を使うべきか

が自然に見えてきます。

一歩ずつ、確実に。
あなたの英語は、必ず伸びます 💪🎙️

次のステップ

Versant Pro Trainer を使って、
毎日の短時間練習でスコアアップを目指しましょう。

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スコア帯 → 次にやるべき練習

スコア帯よくある状態次にやるべき練習
45–50通じるが不安定Part B+明瞭さ/リズム
55–60安定してきたPart E 構成+要約
65+自信ありPart F 表現の幅+柔軟性

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Grant Prentice

Founder, Kōjō Communication Academy

イギリス出身のネイティブスピーカー。ビジネス英語トレーニングとVersant試験対策に20年以上の経験。数千人のプロフェッショナルがキャリア目標を達成できるよう支援しています。